コールドメールのバウンス率の基準:2%未満は健全、2〜5%は要確認、5%超は送信を停止

コールドメールのバウンス率の目安は?

コールドメール(営業メール)のバウンス率の目安は2%未満です。コールドメールの良いバウンス率を知りたい場合、目指すべき数字はこれです。5%を超えると、受信トレイに届く力が実際に損なわれています。その間の範囲は注意が必要ですが、まだ緊急事態ではありません。

3つの基準とそれぞれの意味

以下はコールドメールの基準です。より厳しい数字で評価されるマーケティングメールやトランザクションメールについては、バウンス率の基準の表をご覧ください。

基準は、文章より表のほうが行動に移しやすいです。

バウンス率示していることするべきこと
2%未満健全送信を続け、新しいリストは最初の送信前に必ず検証する
2〜5%注意が必要一時停止し、リストの入手元とドメインが認証されているかを確認する
5%超実際に悪影響が出ている停止し、リスト全体をクリーニングして送信側の設定を直してから再開する

2%未満は、よく管理されたリストが保つ範囲です。アドレスが最新で、送信ドメインが信頼されていることを示します。2〜5%の範囲は、次に送る前に確認すべきという合図です。原因はほとんどの場合直せますが、放置すると悪化します。5%を超えると、メールボックスのプロバイダーはメールを質の低いものとして扱い始めます。送信を続けるほど状況は悪くなります。

送信数が少ないと数字が大きく動く理由

バウンス率は、送信数と合わせて読んでください。リストが小さいと、割合が大きく動きます。500件のリストのうち15件が存在しないアドレスなら、それだけで3%になり、注意が必要な範囲に入ります。リストが少し古いだけでもこうなります。同じ15件の存在しないアドレスでも、5,000件のリストなら0.3%で、気づかれずに済みます。

そのため、数百人への送信で割合が高くても、たまたま質の悪いデータが混ざっただけで、本当の問題ではないことがあります。一方、ウォームアップ済みの大きなリストで同じ数字が出たら、送信を止める価値があります。数字だけでは不十分で、その背後の送信数によって意味が変わります。

コールドメールがより厳しく評価される理由

オプトイン(受信の同意を得た)のマーケティングリストには、もっと余裕があります。リストの人たちは自分で登録しており、エンゲージメントも高く、メールボックスのプロバイダーはそのエンゲージメントを「求められているメール」の印と読み取ります。コールドメールには、そうした履歴がありません。プロバイダーから見ると、どの受信者もメールを望んでいたと考える理由がありません。そのため、ニュースレターなら問題にならないバウンス率でも、コールドメールのキャンペーンでは警告の印と読まれます。最初の信頼が少ないぶん、厳しく評価されます。

GoogleとYahooの要件で影響が大きくなった

2024年の初めに、GoogleとYahooは大量送信者向けの要件を導入しました。これにより、緩やかな指針だったものが、強制力のあるルールになりました。1日の送信量が一定を超える送信者は、SPF、DKIM、DMARCでメールを認証し、配信停止を簡単にし、迷惑メールの報告率を決められた基準未満に保つ必要があります。Googleはこの迷惑メールの報告率の基準を0.3%としています。

バウンスは、これらのルールが監視する送信者の質の評価にも影響します。バウンスの多いリストは、数通のメールが届かないだけでは済まなくなりました。メールがそもそも受け付けられるかどうかに影響することがあります。そのため、チェックしていないリストに送るリスクは大きくなっています。

バウンスと迷惑メールフォルダ行きは違う

混同されやすい2つの数字を分けて考えると役に立ちます。バウンスは、サーバーがメールをそのまま拒否したもので、バウンス率に反映されるのはこちらです。迷惑メールフォルダに入るのは別のことです。メールは受け付けられて配信されていますが、誰も見ない場所に振り分けられています。バウンス率が低くても、メールの大半が迷惑メールフォルダに入っていれば、キャンペーンは失敗です。そのため、バウンス率は相手がメールを見たかどうかではなく、リストの質を測る数字として読んでください。2つの問題は直し方が違います。バウンス率が低いことを成功の証拠と考えるのは、よくある、そして損失の大きい間違いです。

自分のバウンス率を確認する方法

送信に使っているツールは、必ずこの数字を表示します。ほとんどの配信ツールやコールドメールのツールでは、キャンペーンの概要にバウンス率として表示されます。計算方法は、バウンスしたメールの数を送信したメールの数で割ったものです。バウンス率計算ツールを使うと、この計算をして、ハードバウンスとソフトバウンスを分けて表示できます。ツールがハードバウンスとソフトバウンスを分けている場合は、まずハードバウンスの数字を見てください。リストの質に関係するのはハードバウンスです。合計の数字しか表示されない場合は、数字が急に上がったら、次の送信の前に一度止めて原因を確認してください。

新しいリストの最初の送信は、普段の平均とは分けて確認してください。検証していない新しいリストの本当のバウンス率は、存在しないアドレスが取り除かれる前の、最初のキャンペーンで表れます。リストが良いものだったかどうかを示すのは、この数字です。ウォームアップとクリーニングを済ませたリスト全体の平均は常に良く見えるため、質の悪いリストを取り込んでも、問題が起きるまで気づけないことがあります。

水準ごとにするべきこと

2%未満なら、今のやり方を続けてください。購入したリストや取り込んだリストは、最初の送信の前に検証し、2%未満を保ちます。2〜5%の範囲では、問題を大きくしないようにします。リストの入手元を確認し、認証のレコードが設定されているかを確かめてください。原因はたいていリストか設定です。具体的な原因はコールドメールがバウンスする理由で解説しています。

5%を超えたら、送信を完全に止めてください。リスト全体にメールリストのクリーニング(英語)を行い、ドメインの問題を直して、数字が回復したらゆっくり再開します。バウンス率を基準未満に戻す最も早い方法は、リストを検証することです。クリーニングの一部として、キャッチオールドメインと「リスクあり」のメールアドレスを検証することもできます。そうすれば、多くのツールが慎重な判定を付けるアドレスを、削除するのではなく判定できます。

キャンペーンのバウンス率を2%未満に保ちましょう

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