
ClaudeとChatGPTの中でメールアドレスを検証する方法
メールアドレス検証の多くは、今でも2015年と同じ方法で行われています。CSVを書き出し、ブラウザのタブを開き、ファイルをアップロードして待ちます。別のCSVをダウンロードし、それをどこかに取り込みます。この方法でも検証はできます。ただ、知りたいことは「このメールボックスは実在するか」という一つの質問なのに、作業を4回切り替えることになります。
仕事の一部をすでにClaudeやChatGPTの中で行っているなら、今はもっと短い方法があります。Model Context Protocol(MCP)を使うと、AIアシスタントが外部のツールを直接呼び出せます。つまり、今行っている会話の中で検証ができるということです。
MCPとは何か
MCPは、AIアシスタントが外部のサービスとやり取りする方法を定めた仕様です。Anthropicが2024年の後半に公開し、その後Claude以外にも広く採用されています。わかりやすく言えば、接続の共通規格です。MCPができる前は、アシスタントごと、ツールごとに専用の連携が必要でした。今は、サービスがMCPサーバーを一つ公開すれば、対応するどのクライアントからも使えます。
メールアドレス検証ツールの場合、必要な機能は多くありません。頼むことは数種類しかないからです。このアドレスを確認する、このリストを確認する、詳しい内訳を見せる、残りのクレジット数を教える。Giggal.aiはまさにこれらを三つのツールとして提供しています。verify_emails、get_verification_details、get_credit_balance です。
APIと違う点は、呼び出しを自分で書かないことです。もともと入力するつもりだった文で、やりたいことを伝えます。どのツールをどの引数で呼び出すかは、アシスタントが判断します。
向いている使い方と、向いていない使い方
向き不向きを正直にお伝えしておくと、後でがっかりせずにすみます。
向いているのは、検証が、会話の中ですでに行っている大きな作業の一部である場合です。たとえば、カンファレンス参加者のリストを貼り付けて、アプローチのメールを書く前に使われていないアドレスを除きたいとき。登録フォームの不具合を調べていて、特定のアドレスが実在するかを知りたいとき。シーケンスを作成中で、確定する前にターゲット企業の12人の名前を確認したいとき。どの場合も、ツールを使わなければ会話を離れることになるため、ツールの呼び出しのほうが実際に速くなります。
200,000行のリストのクリーニングには向いていません。それは一括アップロードかAPIの仕事です。チャットの画面を通しても良いことはなく、待ち時間が長くなり、トークンを大量に使うだけです。その用途にはダッシュボードかRESTエンドポイントを使ってください。そのために用意されているものです。
設定の方法
必要なのは、Giggal.aiのアカウントとAPIキーです。APIキーはアプリの「Settings」ではなく、「Developer API」タブにあります。小さなことですが、ここでつまずく人が意外に多くいます。
サーバーはリモートにあるため、インストールするものもSDKもありません。サーバーの場所は https://mcp.giggal.ai/mcp で、APIキーで認証します。
Claude Desktopでは、「Settings」を開き、「Connectors」でこのURLを指定したカスタムコネクタを追加します。Claude Codeでは、同じサーバーを claude mcp add で追加します。CursorとVS Codeは、どちらもプロジェクトまたはユーザーのディレクトリにあるJSON設定ファイルからMCPサーバーを読み込みます。このファイルの形式は、正確な設定例とあわせてMCPのページに載っています。ChatGPTは、この機能が有効なプランで、コネクタの設定からリモートMCPサーバーに対応しています。
接続すると、アシスタントに三つのツールが表示され、すぐに使い始められます。
実際の使い方
特別な言い回しは必要ありません。次のような頼み方で使えます。
- hello@stripe.comを検証して、実在するメールボックスか教えて
- ウェビナー登録の11件のアドレスです。どれがバウンスするか確認して
- この中でキャッチオールドメインはどれ?メールボックスは実在する?
- これを実行する前に、検証クレジットが何件残っているか教えて
アシスタントは verify_emails を呼び出し、アドレスごとの結果を受け取り、返信の中で説明します。リストについて質問した場合は、同じ会話の中で続けて頼めます。無効なものをすべて除き、残ったものをドメインごとにまとめ、送信ツールにそのまま貼り付けられるCSVブロックとして書き出すように頼めます。この後半が、この方法を使う価値のある部分です。アシスタントはすでにデータを持っているので、もう一度やり取りしなくてもデータを整形できます。
ここではキャッチオールドメインの扱いがいつも以上に重要
B2Bリストのおよそ30%は、実在するかどうかにかかわらず、あらゆるアドレス宛てのメールを受け取るドメインにあります。多くの検証ツールは、こうしたアドレスにriskyやaccept-allのラベルを付けて返します。判定できなかったという意味です。
このラベルはダッシュボードでも扱いにくいものです。会話の中ではさらに扱いにくくなります。アシスタントは受け取った内容をそのまま正確に伝えるため、「11件のうち4件は不確か」という返信が返ってきます。それは質問する前とまったく同じ状態です。Giggal.aiは、こうしたアドレスを有効か無効かに判定します。当社が検出できる15種類のセキュアメールゲートウェイの背後にあるメールボックスも判定します。そのため、アシスタントに返ってくるのは「わからない」ではなく、答えです。
料金と、念のための注意点
MCP経由の検証でも、他の方法と同じクレジットを使います。アドレスの検証は1件につき一律1クレジットです(キャッチオールとSEGで保護されたアドレスも含みます)。無料プランは1,000クレジットで、クレジットカードは不要です。クレジットに有効期限はありません。
注意点は単純です。アシスタントは頼まれたことを実行します。意図したより大きな作業を実行してしまうこともあります。大きな作業の前にはクレジット残高を確認してください。また、中身を確認していないファイルを指定するのではなく、アドレスを貼り付けてください。どちらも検証に限った話ではありませんが、従量課金のAPIでは、失敗したときの影響がいつもより大きくなります。
設定する価値はあるか
ほぼ毎日ClaudeやChatGPTを開き、メールリストが仕事の一部であれば、設定は2分ほどで終わり、手作業で行っていた手順が一つ減ります。検証が月に一度ブラウザで行う一括作業なら、ダッシュボードのほうが本当に適したツールです。この方法で大きく変わることはありません。
各クライアントの設定手順と設定例はMCPのページにあります。スクリプトで実行したい場合は、APIリファレンスに同じ操作がRESTで説明されています。
